早いもので、もう4月ですね。
暖かい日が増えて、日も長くなり、冬と比べるとどうしても気持ちが華やぐこの季節ですが、、公認会計士にとっては気分が重くなる時期でもあるのです。。。
というのも、これからの2か月余りが監査法人勤めの公認会計士にとって、年に1番の繁忙期が到来するのです( ;∀;)
2021年4月現在株式を上場している企業は3,762社あり、(https://www.jpx.co.jp/listing/co/index.html)うち65%ほどが3月決算の企業なのです。
で、これらの企業は決算日から3か月以内に株主総会を開く必要があるのですが、その2週間前には株主に招集通知を発送しなければならず、、、その前に監査役監査を受けて、、、とか諸々の事情を逆算していくと4月の2週目ぐらいからGW明けぐらいまでに、公認会計士による金融商品取引法に基づく会計監査というのを受けて監査意見を出してもらわないといけないんです。(説明が長すぎますか?)
その他にも上場してはいないけれど規模が大きいために公認会計士による会計監査をうけなければならない企業(会社法監査)や、公益財団(社団)法人、学校法人、数年前から始まった社会福祉法人など、、、、3月決算で会計監査を受ける法人というのは、ものすごく多いんです!
監査意見を表明する時期は法定されているので、それまでに適切な監査手続きを行い、意見表明のための合理的な基礎を得るには時間がどれだけあっても足りないぐらい。。。。
私が監査法人に勤めていたころは土日はもちろん、GWもありませんでした。。。その昔(監査法人を退職するかしないかぐらいの時期)事務所から貸与されているPCのシステムが夜中2時に自動でシャットダウンされたときには悲鳴を上げました!(^^)! 朝一で意見審査なのにどうしよう!!って。(わかる人にはわかる話です。。)
今は働き方改革?のおかげでそこまでではないらしいですが、、、、
独立した今となっては、昔話ですが、、、 とはいえ、、、昔のように忙しくなるから憂鬱になるというよりは、今でも細々と会計監査に携わっているので、またこの季節が巡ってきたなぁと気を引き締めて桜が散るのを眺めている今日この頃です!(^^)!